魔法使いの約束 第12話
魔法使いの約束 第12話 第12話 魔法使いの約束「あなたの世界に祝福を」【最終回】謎の魔法使い・ノーヴァの計画によって、月を覆うほどの巨大な怪鳥・トビカゲリが姿を現わし、街にはよみがえった死者たちがあふれ出す。それぞれの思いや過去、“大いなる厄災”で負った奇妙な傷を背負う中、街や民衆を守るため、襲い来る強敵に打ち勝つため、自らの誇りのため、魔法使いたちは懸命に戦う。そんな彼らを、オズはただ見守ることしかできずにいた。
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魔法使いの約束 第12話 第12話 魔法使いの約束「あなたの世界に祝福を」【最終回】謎の魔法使い・ノーヴァの計画によって、月を覆うほどの巨大な怪鳥・トビカゲリが姿を現わし、街にはよみがえった死者たちがあふれ出す。それぞれの思いや過去、“大いなる厄災”で負った奇妙な傷を背負う中、街や民衆を守るため、襲い来る強敵に打ち勝つため、自らの誇りのため、魔法使いたちは懸命に戦う。そんな彼らを、オズはただ見守ることしかできずにいた。
魔法使いの約束 第11話 第11話 魔法使いの約束「兆しの鳥の目は醒めて」行方不明になっていたオーエンが、再び魔法舎に姿を現す。だが、彼の言動は普段とはまるで違う、純粋無垢な子供のようだった。一同が別人のようなオーエンに戸惑っていると、オーエンはニコラスの飛び降りに関してある重要な情報を口にする。そんな中、スノウとホワイトは近頃の異変にまつわる「あること」を思い出す。墓荒らしや“月蝕の館”の儀式跡など、これまでに起きた不可解なことと点と点がつながり始め、おぞましい計画の全容が浮かび上がってくる。晶たちは最悪の事態を防ぐため、ミスラに助力を求めることに。
魔法使いの約束 第10話 第10話 魔法使いの約束「ひとりぼっちで歩いていける」北の魔法使い・オーエンが、ニコラスの飛び降り事件に関わっているかもしれない。その疑惑を皮切りに、人間たちの魔法使いに対する疑念が膨らみ、魔法使いたちは追われるようにして城を発つことに。憎しみを向けられたことは、特に若い魔法使いたちには応えたようで、まとまりかけた心はバラバラに。中には、やはり魔法舎を離れ、“大いなる厄災”までは各々別に過ごしたいという者までが出てくる。理解する者、引き止める者、それぞれのこれまでの生き方に思いをはせながら、晶はあることを決意する。
魔法使いの約束 第9話 第9話 魔法使いの約束「薄氷の上で物憂げなダンスを」行方が分からなくなっていたクックロビンを探すため、西の魔法使いたちと共に“月蝕の館”を訪れた晶は、突如銀河のような不思議な空間に放り出されてしまう。みんなと引き離され、ひとりぼっちになった晶の手をつかんだのは、予想外の人物だった。一方、かねてより北の魔法使いに敵対心を抱いていたミチルは、ブラッドリーに対して不満を爆発させる。ミチルは、魔法使いが差別的な扱いを受けるのは、人間に迷惑をかけたり怖がらせたりする北の魔法使いの振る舞いのせいだと憤る
魔法使いの約束 第8話 第8話 魔法使いの約束「いびつな奇跡のかけらたち」不在だった北の魔法使いたちを引き連れてオズがパーティー会場に現れ、ついに“賢者の魔法使い”が全員そろう。しかし、彼らは一筋縄ではいかない好戦的な魔法使いたちだった。さらに、アーサーの叔父であるヴィンセントは、“魔法科学”の力を誇示し、民衆にその力を見せつけようとする。しかしその動力となるマナ石は、魔法生物や魔法使いの骸だった。シャイロックやフィガロは、魔法科学が普及することで未来に起こりうる争いを危惧し、眉を寄せる。一方、シノはメイドの少女から不思議な話を聞き、調査に向かおうとしていた。
魔法使いの約束 第7話 第7話 魔法使いの約束「酒宴に招かれざる客」パレードのあと、中央の国で魔法使いたちを迎えるパーティが始まる。華やかな音楽やおいしそうな料理にみんながはしゃぐ中、晶はひとり会場を出ていくシノの後ろ姿に気づく。誰にも言わずに勝手に帰ろうとしているシノに事情を問うと、ヒースクリフとけんかをしたと言う。シノは東の国でヒースクリフの家の小間使いとして働いていたが、二人の間にあるものはどうやらそれだけではない様子。シノは晶に自らの出自と、ヒースクリフとの関係、そして彼に抱いている複雑な感情について語り出す。
魔法使いの約束 第6話 第6話 魔法使いの約束「無垢なあなたにできること」晶と魔法使いたちは、先の戦いのがい旋パレードと、叙任式に参加することに。裁縫が得意なクロエはみんなの洋服を仕立てたいと大張り切りで、晴れの場を楽しみにしている。しかし一方で、これまで人間のふりをしてひっそりと生きてきたネロは、人前に出ることに難色を示す。そんなネロを身勝手だと糾弾したのは、“神の使徒”として生きてきたリケだった。
魔法使いの約束 第5話 第5話 魔法使いの約束「気ままな魔法使いと合コンを」新たに召喚された魔法使いたちがそろった魔法舎で、“合コン”の開催が決定する。一部の魔法使い以外が一堂に会し、交流会をすることに。しかし五つの国から集まった魔法使いたちは国ごとに気風も異なり、個性もバラバラでどうにも足並みがそろわない。さらに、召喚された者の中には、旧知の顔がいくつもある様子。それぞれの関係について言葉を濁したり、あまり顔を合わせようとしなかったりと、因縁だらけのメンバーがそろってしまったことが徐々に明らかになっていく。
魔法使いの約束 第4話 第4話 魔法使いの約束「未知と恐れと共栄と」召喚の儀式を終えた夜、魔法舎に侵入者が現れる。侵入者の正体は、中央の国の書記官・クックロビンで、大臣の計画に従い晶を外へ連れ出した後、軍によって魔法舎を武力制圧することが目的だった。彼自身も気が進まなさそうではあったが「魔法使いの強い力を人間が制御するために必要なことだ」という言葉に、魔法使いたちは戸惑いや憤り、悲しみを感じる。そんな中、彼らの身体に奇妙な異変が現れ始める。
魔法使いの約束 第3話 第3話 魔法使いの約束「真心を込めて、朝食を」新しい“賢者の魔法使い”たちの召喚の儀式の執行が決まる。儀式を行うことができるのは、賢者である晶ただ一人。準備が整うまでの間、前の賢者が魔法使いたちについて記したノート・“賢者の書”と照らし合わせながら、彼らが何を考え、何に心を痛めるかを知り、少しずつ距離を縮めていく。その一方、カインの目の様子がおかしいことにみんなが気づき始める。本人に自覚はないが、みんなの姿が見えていないことがあるようで、スノウとホワイトも、昨晩は壁の絵から出られなくなったようだった。
魔法使いの約束 第2話 第2話 魔法使いの約束「残酷な月に抗う者たち」東の国の呪い屋・ファウストは、先の“大いなる厄災”で仲間をかばい、ひん死の傷を負っていた。ヒースクリフらに「賢者の力があれば救えるかもしれない」と頼み込まれた晶は、ファウストの病床を訪れる。そこには、双子の魔法使いスノウとホワイト、囚人の魔法使い・ブラッドリー、そして世界最強の魔法使い・オズの姿があった。いまにも事切れそうなファウストを前に、晶は自分が力になれる確証がなかったが、オズの言葉に従い、彼と手を重ねる。
魔法使いの約束 第1話 第1話 魔法使いの約束「風が強くて、猫が騒ぐ」風の強い、明るい満月の夜。真木晶が自宅のマンションのエレベーターに乗り込むと、突然目の前に奇妙な服装の見知らぬ男が現れ、「お会いできて光栄です、愛しい賢者様。あなたに、世界を救済してほしいのです」と一方的に話しかけられる。晶が男の言葉に戸惑っていると、「あなたと友人になりたい」「あなたに世界の真実を見つけてほしい」と言い残し、男は姿を消す。状況を飲み込めずにいる晶をよそに、エレベーターの扉が開くと、そこは見慣れた廊下ではなく、見知らぬ異世界だった。