雨と君と 第10話

第10話 雨と君と「渡れない川」藤は、小学校時代からの幼なじみの日浦からアニメーションの脚本を頼まれる。その前に他の仕事を済ませておこうとするが、原稿がなかなか書けず、ついため息がこぼれてしまう。ふと顔を上げると、窓の外には初春の夕焼け空が広がっていた。その空を見て、藤は同級生に言われた言葉を思い出す。「いいなぁ、好きなことを仕事にできるなんて」。昔も今もずっと本が好き、だから小説家になった藤は、その思いを巡らせながら小説に向き合う。

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