劇場版 RE cycle of the PENGUINDRUM [前編]2

前編についての感想を聞かれた監督は、「(TVシリーズを再構築ということで、)どうしてもダイジェストになりがちなってしまうので、キャラクターの気持ちにフィーチャーしてカットをつなげようということで、このような形になった」とまずは今回の劇場版の構成について語った。その話を受けて昴さんは、「10年前に放送した『輪るピングドラム』という作品をもう一度観るというよりも、新しい作品を観ている感覚になった。それが素晴らしい」と話し、特に冒頭の実写映像を駆使したシーンでは、現実の世界に彼らが存在しているような、不思議な印象を受けるとのこと。さらに、キャスト陣一同が声を揃えて、「劇場版は、既にTVシリーズを観た人も、もう一度観返したくなる作品になっている」と語った。続いて、お気に入りシーンや注目してほしいシーンについて聞かれると、幾原監督は「サウンドは今回の映画の中で重要な要素」だと話し、さらにエンディング映像に仕掛けられた演出についても初めて明かし、1話~12話にかけてストーリー上で展開される内容を表現しているとのこと。このエピソードには、三宅さんは「鳥肌が立った」と興奮している様子を見せ、昴さんが「マジですか!知らなかった。気づいてました?」と会場へ問いかける様子も。客席から数名の手があがったことに一同驚きを隠せず、感嘆の声を漏らす一面も見られた。

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